真の強さとは|禅定界代表 櫛野拓也ブログ01

blog01-index_img-6

blog01-index_img-5

私は、武道家として長年「真の強さ」とは何か?をテーマに生きてきました。

最近思うのは、「真の強さとは、自分を大切にすることから生まれる」のではないかということです。

人は、他人との約束は守ろうと努力しますが、自分との約束はどうでしょう?

明日から早起して運動しよう、毎日1時間勉強しよう、ダイエットをしよう、掃除しよう…など。

本当にやろうと思うし、やりたいのに、ついつい明日からとか、今日は疲れているからと自分に言い訳して、結局平気で約束を破ります。それは、他人には嫌われたくないので約束を守りますが、自分に嫌われることはあまり気にしていないからです。自分に嫌われる、という実感がわからないからです。

 

心理学では、この『自分との約束を守ること』が非常に重要だと言われています。

では、自分に嫌われるとどうなるか?

自分に対する信頼ができないので、自信が持てない感情に襲われたり、怯えたりして、感情が激しく浮き沈みします。自分との約束は、実は自分を裏切る行為なんですね。その自分を裏切る習慣は、大切な自分の人生を、辛く厳しいものにしていきます。

 

私が思う「真に強い人」とは、「自分との約束を守り、自分を大切に扱い、自分自身に感謝できる人」だと思います。

自分を大切にできる人は、周りの人々も大切に扱います。自分も周りの人々も大切に扱えるようになれば、人生は暖かく優しいものになっていくことでしょう。

自分も周りの人々も大切にできることが、「本当の強さ」だと思います。

私も「本当の強さ」を目指して、日々決めたこと、『自分との約束』を決めた通りに行う人生でありたいと思います。

禅定界の黒帯有段者とは、そこを目指して日々生きていく人達です。自分も他人も幸せにできる人が増えていくことを望みます。